岩波全書 論理学史
論理学史
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論理学の生成と成熟を西欧思想史の文脈のなかに見定め,そのドラマを抽象的構造学の一分科の発展史として捉えなおす意欲作.論理学史と思想史の接点に新たな光を投げかける.年表・文献・索引付.
論理学を抽象的構造学として捉える
古代に発し、アリストテレスとメガラ・ストア派に代表される西洋論理学は先行の体系を再構成しつつ、現代にいたるまで発展してきた長い歴史を持っている。本書は、ヨーロッパの諸科学・思想史に固有な合理主義を色濃く投影した論理学の生成と成熟を西欧思想上の文脈の中に見定め、抽象的構造学の一分科の発展史として捉え直し、論理学史と思想史の接点に新たな照明をあてた内容。
目次
まえがき
第1部
第1章 名辞論理学の発生
第2章 近代における名辞論理学の完成
第3章 命題論理学の成立
第4章 限量論理学の成立
第2部
第1章 古代論理学の性格
第2章 中世論理学の性格
第3章 近世論理学の性格
第4章 近代論理学の性格
参考文献
年表
人名索引
事項索引